Ruby1.8.6から1.8.7にした

id:otn:20091205 の「[Ruby][Win] Ruby1.9.1にするのを延期」で1.9.1へのバージョンアップはまだ待つことにしたのだが、1.8.7にしても良いだろうと思い、上げてみた。順調。

Rumix

まずは、最近出てきたRumixパッケージを試してみた。http://ruby.morphball.net/rumix/
結果から言うと、アンインストールした。理由はいくつかあって、

  • デスクトップに解凍してインストーラーを起動すると、途中のExerbのインストールの終わりで一時フォルダ削除の所でエラー。おそらく空白を含むフォルダに置くと駄目なのだろうと思って、\tempに移して実行するとOK
  • C:\rumixというディレクトリを作ってそこにインストールしようとする。つまり、ruby.exeは、C:\rumix\ruby\binにできる。インストール先をC:\と指定したら、C:\には\rubyの他にアンインストーラーやマニュアルファイルがインストールされる
  • 拡張子.rbと.rbwに対しての関連づけをインストーラーがやってくれない。当然PATHEXTにも追加無し。これは、コマンドプロンプトExplorerからでなく、付属のシェルNyaos*1からだけ使うことが前提になっているのか?
  • rakeのインストールにチェックしたら、gem外でrakeがインストールされた。アップデートはどうさせるつもり?
  • facetsのインストールは何者か調べたのでチェックしなかったが、おそらくこれもgem外だろうね
  • C:\をインストール先に指定してインストールしたものだから、アンインストール時に、C:\以下の全ファイルを削除しようとする。うっかりOK押したら大変なことに

と、「何か違うなー」という感じ。

RubyInstaller

One-Click Installerの後継のRubyInstaller http://rubyforge.org/projects/rubyinstaller/
これの1.8.7をインストール。前にも書いたが、mswin32版からmingw版に変わっている。また、Development Kitという別パッケージ(中身はmingwだろう)を入れるとwin32ネイティブのgemsもコンパイルしてインストールできるらしい。

というわけで、こっちを使うことにした。


Rumixはインストールしてみた程度ですぐにアンインストールしたので公平な比較評価では無いと思うけど、完成度はRubyInstallerの方が確実に上。

*1:なんと今時tcshベースらしい