「新選組!」が終わりました

新選組!」がとうとう終わってしまいました。最終回録画を見る前に前々回・前回から見なおした。
公式ホームページの次回あらすじを見なかったのは大正解。まさか死ぬと思っていなかった人が二人死んでしまいました。特に捨助。モデルはいるものの、自由に動かせるフィクションの人物なので最後どうなるのかと思ってましたが(近藤の墓守をするという説もあった)、こう来るとは思いもしませんでした。男が男にあこがれるというのはこういうことなんでしょうね。友情に生きた人。ある意味走れメロスか。
それに比べて他の人は信念と義に生きたということでしょうか。

お孝の死はショッキング。総司も夏に死ぬと言ってた通り。孤独な死だったでしょう。夏前にまた来るといっていた斎藤もきっとこない。

あと政治家たち、勝・西郷。彼らのせいで近藤は斬首となったわけですが、憎めません。近藤のよき理解者とも言える。

最後、尾形のせりふで山南さんの遺言がまた出てきましたね。山南さんの回の再放送があるそうなんで、DVDには撮ってあるけどまた見てしまいそう。

各人のその後を描いて「完」のあとの、過去シーンもよかったです(これは舞台のカーテンコールか?)。最後のせりふも。

最後に、斎藤はやっぱりかっこいいねえ。前々回の熱い斎藤とそのあとのはにかんだ斎藤も彼らしくて。最後の戦闘でしっかり名乗るところもね。

心に残るせりふは、前回、笑顔での「加納君、お久しぶりです」。このシーンには涙した人も多いでしょう。

去年の武蔵の平均視聴率(ここ10年最低)をわずかに抜いたらしい。最近はBSもあり、BSデジタルでは本放送より時刻が早いので最近の大河の低視聴率(NHK総合本放送のみの視聴率)に繋がっているんだと思います。武蔵も途中まではそこそこ面白かったんだけどね(「人は一人では生きていけない」とか言い出すまで)。

面白い大河ドラマはいままで何回もあったけど、よく出来た大河ドラマはこれがベストでしょう。果たして抜かれる日はくるのか。三谷さんの「信長」も見てみたいですね。

来年の「義経」がどこまでありきたりを裏切ってくれるかが楽しみです。