McAfeeファイアーウォールのプログラム許可一覧を眺めていると、「微軟新注音輸入法2002a」という怪しげな物が・・・
一瞬ウイルスかスパイウェアかと思ったけど、ファイル名のTINSETP.EXEで検索すると、MS-IME2002の常駐プログラム。ATOKを使っておりMS-IMEはアンイントールしているのでPC内を検索しても見つからなかったわけだ。MS-IMEは中国で開発しているというのは本当だったんだ。
2010-01-30追記
台湾のIMEだというコメントを頂いた。ありがとうございます。
"Microsoft" を、繁体中国語と簡体中国語に翻訳してみると、「微軟」は繁体で、簡体だと「微软」だ。
で、PC内を検索しても見つからなかったのは、ファイル名の見間違え orz
上記本文では TINSETP.EXE と書いたが、正しくは TINTSETP.EXE で、下記にある。
C:\WINDOWS\system32\IME\TINTLGNT のディレクトリ 2008/03/31 18:12 <DIR> . 2008/03/31 18:12 <DIR> .. 2004/08/05 21:00 107,281 PHHLP.CHM 2004/08/05 21:00 98 PHHLP.CNT 2004/08/05 21:00 55,428 PHHLP.HLP 2004/08/05 21:00 158,972 PHHLPEN.CHM 2004/08/05 21:00 115 PHHLPEN.CNT 2004/08/05 21:00 98,529 PHHLPEN.HLP 2004/08/05 21:00 171,484 TINTLGC.IMD 2004/08/05 21:00 251,860 TINTLGD_.IMD 2004/08/05 21:00 455,272 TINTLGL.IMD 2004/08/05 21:00 1,413,398 TINTLGS.IMD 2004/08/05 21:00 44,032 TINTLPHR.EXE 2004/08/05 21:00 455,168 TINTSETP.EXE 2004/08/05 21:00 10,240 TMIGRATE.DLL
TINTSETP.EXE の プロパティを見ると 「微軟新注音輸入法 2002a」と書いてあり、バージョン情報の言語欄は「中国語 (台湾)」。PHHLPEN.CHM には "Microsoft New Phonetic IME 2002a" と書いてある。
他に、C:\WINDOWS\system32\IME\CINTLGNT と C:\WINDOWS\system32\IME\PINTLGNT が隣にあり、それぞれ、「微軟新倉頡輸入法 98b 安裝程式」"Microsoft New ChangJie IME 98b"と、「IMSCINST」"Microsoft Pinyin IME" 。
Kaspeskyにも、McAfeeと同じく「アプリケーションルール」の「信頼済みグループ」に定義 C:\WINDOWS\system32\IME\TINTLGNT\TINTSETP.EXE があって、履歴を見ると、Windows起動時に起動されるようだ。C:\WINDOWS\system32\IME\PINTLGNT\IMSCINST.EXE も同じく。ただし、C:\WINDOWS\system32\IME\CINTLGNT\CINTSETP.EXE の定義はない。