Apple系ソフトのページフォルト多発は?

ついシステム管理癖が出てしまい、タスクマネージャなどを眺めてしまうことがままあるのだが、ふと、プロセスタブのページで「ページフォルトデルタ」を表示してみてそれでソートしてみた。


大体、上位はそれらしいプロセスが占めている。explorer、taskmgr自身、TPWRTRAYという東芝製電源管理、svchost、ウィルススキャン等など。しかし眺めていてのトップは、iPodServiceである(iPodは繋いでない状態でのこと)。その他にも、iTunesHelper、qttask 等がベストテンに居座っている。

これは何か作りの問題じゃないのかなあ。iPodも繋いで無い、iTunesも起動してない状態でページフォルト多発とはこれらはいったい何をやっているのか?リンクの仕方が悪く、不必要にワーキングセットが大きすぎるのでは?
それぞれの説明はAppleのサイトにあるが、iPodユーザーの場合、停止はまずいようだ。

ちなみに、XP HOME SP1、メモリは320MBで、Becky!Sleipnirを起動した状態。Becky!はベストテン入りしているが、Slepnirは仮想メモリ量こそ多いもののページフォルトデルタのベストテンには入らない。


2006-01-14追記:
Windowsを再起動してみた。再起動後大きなアプリを動かさない状態で、iPodServiceは20位くらいと1位を行ったりきたりである。1位の時は2秒で100回位のページフォルトが出ている。仮想メモリサイズが1MB弱なのにこのページフォルト数。また、サービスのスタートアップの設定は自動でなく手動なのに何もしないでも開始状態ということは何者かによってスタートされたということだが、レジストリのRunから起動されるiTunesHelperからであろうか。


2007-01-10追記:
このエントリがGoogleの「ページフォルトデルタ」部門のトップになっている。ということは、「ページフォルトデルタって何?」という人がここを見に来るわけだ。
ということで、意味がわからない人向けの簡単な解説。「ページフォルト」はWindows独自の用語で一般的には「ページフォールト」と延ばして言う/書く(日本語では)。ちゃんとした意味は、Wikipedia等を見てもらうと良い。
ページフォルトデルタ」は、一定時間(表示→更新の頻度で設定)に発生したページフォルトの回数のこと。これが多いとその分パフォーマンスが悪くなる。ただし何か操作をしたときに一時的に増えてすぐに減るのは正常。一方、何も操作しない定常時にこれが多いプロセスは必要とする物理メモリが十分に与えられていないと言うこと。もしそういうプロセスがあれば、いくつかのプロセスを終了させて物理メモリを空けた方が良い。
以上が一般論だが、上に書いたようにAppleのプログラムはこの一般論が通用しないようだ。