アバター (IMAX 3D)

そろそろ終わってしまうかもしれないので、見に行きました。一言で言うと、「意外に良かった」。


テレビでのコマーシャルを見た感じだと、キワモノ感がビンビンで、かなり悲観してました。でも、「今の3D映画」というのを見ておくのもいいだろうと思って見に行ったのだけど、期待してなかった分、面白かった。


ストーリーは色々指摘されているように攻殻を初めとする日本アニメの影響を受けてるんでしょうね。あと、中国政府がいやがっているというのをどこかで読んだ気がするけど、確かに。

「株主のことしか考えてないマネージャ」というのはアメリカのこういうプロジェクトの現場ではよくあるんですかね。まあ、別の国でいそうな「自分個人の懐(賄賂や着服・横流し)のことしか考えてないマネージャ」よりはましと言うことか。

こういう展開になるだろうと言うのを裏切らない安心感。いや、良い意味で。「その者、青き皮膚をまといて赤い鳥?から降り立つべし」(笑)

ストーリーの不満は、赤い飛行生物を乗りこなす場面が全く描かれてなかったこと。話の肝なのに。これがなかったので彼が急にヒーローになるのが唐突でご都合主義に見える。他にもっと削る場面はあったのでは?

あと、ナヴィのキーマンが割と英語をしゃべれるのが良くなかったと思う。全然作りの違う言語を学ぶのはよほどのモチベーションがないと出来ない。「地球人の与えられる物で彼らの欲しがる物は無い」というのと矛盾する。主人公が睡眠学習とかでナヴィ語を習得したことにした方がよかったのでは?


3Dはあまりすごいと思わなかったというか、リアル感をもたらず投影と眼鏡の技術は進歩してるんだろうけど、絵としては普通。CG部分の立体感が不自然な部分もあったと思う。「奥行きをうまく使っている」という評があって、そこはちょっと興味があったんだけど、これも普通だと思う。おそらくそう評した人は、3D映画というと飛び出してくる物という先入観があったからではないか??テーマパークのアトラクションと普通の映画を一緒にしてはいけない。


眼鏡on眼鏡は全く違和感なかったです。最初にもらった眼鏡は指紋付いてたので交換してもらったけど、それもなんか汚れ付いてた。眼鏡クリーナー持ってくるべきだったかと後悔したけど、映像を見る分には全くと言って良いほど影響無しでした。多分指紋付きでも大丈夫。


あと、予告編で見た「Alice in Wonderland」が面白そう。